斎藤広通(近代仙台研究会・仙台工業高校)氏からの情報をお知らせします。
0 はじめに 「木造トラス」の原点は、短材をDübel(ジベル)で長材にするなどドイツの研究にありました──。戦前、日本では鉄の代用として「新形式木構
造」としてもてはやされ、戦後は体育館としての役割を担いました。しかし、建築基準法で大型建築物の木造が禁止され「短命」な建築となりました。宮城県では昭
和25年から4年間、小牛田農林・宮城工業・古川工業・石巻・涌谷高校などの体育館として10棟ほど建築されました。最後が昭和29年竣工の岩ヶ崎高校で、完成
度の高い体育館となっています。
見学会は2回開催され、実測調査された中村琢巳先生(東北工業大学)から説明がありました。
https://mainichi.jp/articles/20170831/ddl/k04/040/046000c
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170707_13015.html
「岩高旧体育館を考える会」(江口拓也発起人)で署名活動が行われました。
https://drive.google.com/file/d/1l2s3qDJoskdq8bp7no02iQfSU0Byn6Db/view?usp
千葉健司・栗原市長は「解体しても再建する技術がほとんど残っていない」と議会で答えております。
https://drive.google.com/file/d/1gZTwpILX7jOWbF3CO4hpTOSUTpepUP73/view?usp
10月14日近代仙台研究会主催の見学には、模型製作する仙台工業高校の生徒も参加しました。
https://drive.google.com/file/d/1YCp85XSPk72KarsxLdKcALnHxS_Qhw5t/view?usp
そういう中、今回は民家再生や板倉に造詣の深い安藤邦廣先生(筑波大学名誉教授・里山研究所主宰)、NPOしんりんの大場さんが参加する見学会を行います。1
2月に解体予定と聞いているので、恐らく今回が最後の見学会になると思います。
1 日 時 11月11日(土) 午前11:00~12:00頃
2 場 所 宮城県岩ヶ崎高等学校旧体育館(栗原市栗駒中野愛宕下1-3)
3 内 容 (1) 説明 県内の木造トラス体育館について (2) 構造について
(2) 見学
4 申込み 11月9日(木)まで、メールまたは電話で宮城県建築士会まで申込んで下さい。
5 その他 (1) 岩ヶ崎高校駐車場に10:50までおいで下さい。
(2) 現地集合・現地解散です。